第73回九州精神神経学会

第66回九州精神医療学会

テーマ:「2020熊本 〜精神科医療の未来へ向かって〜」
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会長挨拶
 このたび、第73回九州精神神経学会と第66回九州精神医療学会を、令和2年(2020年)10月22(木)、23日(金)の両日、熊本市の「熊本城ホール in サクラマチクマモト」において開催することとなりました。
 今回は2020年代初めての開催であり、また、2020東京オリンピックの年でもあることから、「2020熊本 〜精神科医療の未来へ向かって〜」をテーマとしました。本大会では、日本精神科病院協会の山崎學会長に精神科医療の将来展望について、また、熊本大学大学院生命科学研究部生命倫理学講座の門岡 康弘教授に近年話題になっている精神科医療におけるACP(アドバンス・ケア・プランニング)について、特別講演をしていただく予定です。精神科医療に携わる皆様に対し、熊本から未来に向かって発信できるような学会にしたいと思っており、一般演題についても多数の皆様の参加をお待ちしております。
 熊本県は九州の中央に位置し、東には世界に誇るカルデラを有する雄大な阿蘇、全国的にも人気の黒川温泉をはじめとする各地の温泉地が、西にはキリシタン文化や伊勢エビやウニなどの新鮮な海の幸が豊富な天草・芦北があります。また、森の都にそびえる壮大な熊本城、国指定重要文化財「八千代座」や世界文化遺産の一つに認定された「天草のア津集落」など、熊本の歴史文化にも身近に触れることができます。「熊本城ホール」は、熊本地震時に大きな被害を受け再建中の熊本城を見渡すことができ、加えて交通の便のよい場所にあります。この機会に復興途上の熊本城にも訪れていただければ幸いです。
 現在、精神科医療を取り巻く環境は、精神障害者の地域包括ケアシステム構築、激増するうつ病・認知症・児童思春期疾患の対応、ギャンブルやゲームなどさまざまな依存症対策など社会的ニーズはますます高くなるばかりです。一方で、脳科学に基づいた客観的な診断・新しい治療が臨床現場に追い付いていない現状があります。熊本は日本近代医学の父と知られる北里柴三郎博士を輩出した県であり、新しい科学的発見を生み出す風土があります。今回の学会を契機に精神医学、精神医療の新しい流れを生み出せればと思っています。
 最後に、新型コロナウィルス感染症により、経済活動の停滞など社会、経済へ大きな影響を与えておりますが、学会の成功に向け準備しておりますので、九州各地から多数の皆様に参加していただくことを切に願っております。
第73回 九州精神神経学会 会長
竹林 実(熊本大学大学院生命科学研究部神経精神医学講座 教授)
第66回 九州精神医療学会 会長
相澤 明憲(公益社団法人 熊本県精神科協会 会長)
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